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どうも~!最近卒論発表を終えてホッとしたまっちゃんです (‘ω’ノノ” ハイハクシュ!
春からは大学院で研究漬けになってきます(笑)
さて、今回は皆さんご存じExcelの知識・スキルを証明する、Excel資格について、Excel資格が求められる背景とExcel資格を取得するメリット・デメリットを踏まえてご紹介していきます。
この記事を読んでくださっている方は、おそらくExcel資格を取得し、資格を活かした就職・転職・キャリアアップを考えているのだと思っています。そこで、今回お話しする内容を参考に、ご自身の目標・目的の達成に役立てていただけたらと思います。
Excel資格が求められる背景

業務効率化ニーズの高まり
近年、多くの企業で業務効率化のニーズが高まっています。その背景には 人手不足、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、働き方改革 などの社会的な要因があり、これによりExcelやRPA、AIなどの活用が求められています。
DX(デジタルトランスフォーメーション:Digital Transformation)
経済産業省の『DX推進ガイドライン』によると、
「企業がビジネス環境の変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、製品・サービス・ビジネスモデルを変革するとともに、業務や組織、企業文化を変革し、競争力を確保すること」
と定義されています。
業務効率化のニーズが高まった要因を以下に挙げます。
- 人手不足の深刻化(少子高齢化の影響)
日本では少子高齢化が進み、生産年齢人口(15~64歳)が減少しており、企業は限られた人材で生産性を維持・向上させなければなりません。特に中小企業では人手不足が深刻で、業務の効率化が不可欠です。 - DXの加速
データの活用が重要視され、ExcelやBI(ビジネスインテリジェンス)ツールが導入されています。紙ベースの業務からデジタル化へ移行する動きが強まったり、AIやRPAを活用した業務自動化の導入が進んでいます。
RPA(Robotic Process Automation)
ソフトウェアロボットを使ってパソコン上の業務を自動化させる技術です。
- 働き方改革とリモートワークの普及
長時間労働の是正を目的とした「働き方改革関連法」の施行(2019年)による働き方改革や、コロナ禍をきっかけとしたリモートワークやペーパーレス化の急速な進行によるリモートワーク普及などがあります。これにより、生産性向上が求められ、業務効率化が必要不可欠となりました。 - コスト削減と競争力向上
企業のコスト削減ニーズが高まり、効率化による人件費・運用コスト削減が求められています。競争が激化し、業務スピードの向上がビジネスの成功に直結するような状況もあり、Excelなどのツールを活用し、少ないリソースで最大の成果を出すことが重要になりました。
これらの要因から業務効率化へのニーズが高まっており、これからの時代、Excelなどのツールを活用してスピーディーかつ効率的に業務を行うことのできる人材が求められます。
ITスキルの標準化が進行
近年、ITスキルの標準化が急速に進んでいます。これは、企業が求めるスキルの統一、教育の普及、国際的なIT資格の整備などによるものです。特に、Excelやプログラミング、データ分析などのスキルは、業種や職種を問わず必要とされる共通スキルになりつつあります。
ITスキルの標準化が進行した要因を以下に挙げます。
- DXの推進
多くの企業がデジタル技術を活用して業務の効率化を推進しています。また、データドリブン経営の重要性が増し、データ分析スキルが標準化されています。 - IT教育の充実と必須化
小中学校でのIT教育が強化される、プログラミング教育が必修化されるなど、IT教育の充実と必須化が進んでいます。また、企業研修でもITスキルの標準化が進んでいます。 - IT資格の国際標準化(スキルの見える化)
世界的にITスキルを証明する資格が標準化され、企業の採用基準に組み込まれており、日本でもITスキルの標準化が進み、資格の重要性が大きくなりました。 - 企業の採用基準の変化
IT化が進み、非IT職でもExcel、データ分析スキルが必須になり、事務職でも「Excelの関数・ピボットテーブル・VBA」の知識が求められるようになりました。
これらの要因から、Excelをはじめとする基本的なITスキルは最低限必要な時代になり、データ分析・自動化のスキルが以前と比べて強く求められています。資格の取得などによってスキルを証明することで、このITスキルの標準化に対応し、キャリアップを目指すことができるでしょう。
DXの進展
近年、多くの企業でDXが進んでおり、それに伴いエクセルの高度な活用スキルが求められるようになっています。DXの目的は 業務の効率化、データ活用の推進、競争力の向上であり、これを実現するためにExcelのスキルが重要な役割を果たしています。
DXが進展した要因を以下に挙げます。
- デジタル技術の発展
AI(人工知能)やデータ分析技術の発展やIoT(モノのインターネット)によるリアルタイムデータ活用により、データドリブン経営(データを活用した意思決定)が進むなどの変化が起こっています。 - 働き方や生活スタイルの変化
コロナ禍によるリモートワークの急速な普及、環境意識の高まりとペーパーレス化の推進により、在宅勤務が増えることでクラウドやExcel Onlineなどの活用が標準化する、DXの一環として紙の帳票をデジタル化することでExcelを活用したデータ管理を強化するなどの変化があります。 - 競争の激化や顧客ニーズの多様化
海外企業との競争が増加、顧客ニーズの多様化とパーソナライズ化の要求により、企業は競争力強化のためのDX推進、データ分析を活用した顧客ニーズの迅速な把握が求められています。 - 政府と企業によるDX推進制作と法規制の強化
日本政府の「DX推進政策」や、電子帳簿保存法の改正による電子データ管理の義務化により、企業は法規制に対応するために業務をデジタル化することが求められ、これにもExcelを用いたデータ管理が必須とされています。
DX推進政策
政府や企業がデジタル技術を活用し、業務プロセスやビジネスモデルを変革するための取り組みや支援策の総称です。特に日本では、経済産業省やデジタル庁が中心となり、DXを促進するための政策を展開しています。
これらの要因から、企業はDXを進めざるを得ない状況になり、Excelを活用したデータ管理・分析・業務自動化のスキルが求められるようになりました。このような状況から、エクセル資格を取得することが有利に働くと言えるでしょう。
メリット・デメリット

現状から考えるExcel資格の価値
さて、ここまでExcel資格が求められる背景について説明してきました。
現在、DXの推進により、Excelを活用したデータ管理・分析のニーズが増加しています。そのため、Excel資格(MOS, VBAエキスパート, Power BIなど)は業界を問わず評価されるようになってきています。
また、就職・転職においても、Excel資格は即戦力の証明として高い価値を持ちます。特に、事務職・経理・営業・データ分析などの職種ではExcelスキルが必須とされることが多く、資格を持っていることで採用される可能性がグッと高まります。これらのことから、Excel資格を取得することでご自身の価値を大幅に高めることができるでしょう。
Excel資格には、初心者向けのものから、上級者向けの高度なものがあります。
それらの中で、ご自身が目指す目標・目的に適した資格選び、学習に取り組むことが大切です。
しかし、Excel資格を取得するには、もちろん、メリット・デメリットがあります。ご自身の貴重な時間を割いて、資格取得のための学習・受験に取り組むことになるので、これからお話しするメリット・デメリットを参考にしていただければ幸いです。
メリット
まず、Excel資格を取得するメリットを以下に挙げます。
- スキルの証明ができ、就職・転職で有利になる
MOSなどの国際資格は世界的に認知されており、企業の採用条件において「Excelスキル必須」とされていることが多いです。そのため、履歴書に記載することでExcelスキルをアピールすることができ、未経験の方でも資格を取得していることで採用の可能性が高まります。 - 業務効率が向上し、実務で役立つ
Excelの関数・ピボットテーブル・マクロ(VBA)を学ぶことで業務のスピードを向上させることができ、データ分析やレポート作成が効率化することで、作業時間を短縮することもできます。 - 企業のDX推進に対応できる
企業のDX化が進み、Excelやデータ活用のスキルが求められていることから、Excel資格を取得していることでスキルの証明になり、DX人材としての評価を高めることができます。 - 昇進や給与アップにつながる
企業によっては、Excel資格を取得することで資格手当がつく企業もあります。また、Excel資格を昇進要件にしている企業もあり、Excelスキルが評価されることで業務改善や新しいプロジェクトを任される可能性を高めることができます。
Excel資格を取得することは、ご自身のスキル・知識を証明することができる、就職・転職に有利に働くなどのメリットがあります。
このようなメリットを得るためには、ご自身の目標・目的や環境に合わせた資格選びが重要です。
では、次にExcel資格を取得するうえで、どのようなデメリットがあるのかをお話します。
デメリット
次に、Excel資格を取得するデメリットを以下に挙げます。
- 取得費用がかかる
例えば、MOS Excel(Associate)は約10,780円、VBAエキスパートは約15,000円程度かかります。しかし、学校や会社の資格補助制度を活用することで費用を低く抑えることができます。それらの制度を一度確認する方が良いでしょう。 - 実務では資格より経験が重視されることがある
資格取得だけでは、実務の業務でExcelを使いこなせることの証明にはなりません。決められた問題を解く能力を証明するもので、実務の課題解決能力とは別であることを覚えておきましょう。実務では「Excel+業務知識」が重要視されます。 - Excel以外のツールも必要になることがある
DX化が進む中で、Excelに加えてGoogleスプレッドシート、Power BI、Python、SQLなどのツールも重要になってきています。Excel資格に加えて、それらの資格も取得することにより、ご自身の価値をより高めていくことができるでしょう。 - バージョンによって資格の価値が変わる
Excelはバージョンごとに機能が異なり、古いバージョンの資格は価値が下がってしまう可能性があります。就職・転職先の企業、現在の勤め先の企業で使用されているバージョンに合わせた資格選びが必要です。
Excel資格を取得することでメリットを得ることができる一方で、デメリットもあり、これらを考慮しながら学習・受験に取り組む資格を選ぶことが必要です。特に、資格よりも実務経験を重視する方、このような企業を志望する方は、資格の学習に取り組むよりもスキルを磨くことに時間を割くことが最適だと言えます。
その判断をするためには、ご自身のゴールを明確にすること、志望企業・志望職種に関する情報収集が重要です。
おすすめExcel資格

ここからは、Excel資格を★☆☆☆☆(低)~★★★★★(高)の難易度とともに、分野別にご紹介します。ご自身の目標・目的にあった資格選びの参考にしていただければ幸いです。
一般的なExcelスキル
- MOS(Microsoft Office Specialist)Excel
Excelの操作や数式・関数について問う資格です。国際的に認められている資格で、Associateでは基本的なスキル、Expertでは高度なスキルを証明することができます。- MOS Excel Associate ★☆☆☆☆
- MOS Excel Expert ★★☆☆☆
- 日商PC検定
Excelの基本操作、関数の活用、ビジネスデータを用いた分析・レポート作成などについて問う資格です。3級は基礎レベル、2級は実務レベル、1級は上級レベルの知識・スキルがあることを証明することができます。- 3級(基礎レベル)★☆☆☆☆
- 2級(実務レベル)★★☆☆☆
- 1級(上級レベル)★★★☆☆
VBA・マクロ
- VBAエキスパート(Excel VBA)
ExcelやAccessで使用されるVBAの知識・スキルを証明する資格です。Excel VBAを活用した業務の自動化スキルを証明できるため、事務職・経理・営業・エンジニアなど幅広い職種で役立ちます。- ベーシック ★★☆☆☆
- スタンダード ★★★☆☆
VBA(Visual Basic for Applications)
Microsoft Office(Excel、Word、Accessなど)の操作を自動化するためのプログラミング言語です。特にExcel VBAは、業務の効率化やデータ処理の自動化に広く活用されています。
- Microsoft Certified: Power Automate RPA Developer Associate
Microsftが提供するPower Automateを活用し、業務の自動化を行うスキルを証明する公式認定資格です。この資格を取得することで、RPAエンジニアやDX推進担当としてのスキルを証明することができ、キャリアアップや転職に有利になります。
Power Automate
Excel VBAやRPA(Robotic Process Automation)を活用した業務自動化ツールであり、データ入力、ファイル処理、システム連携などのルーチンワークを自動化できます。
データ分析・BIツール
- Excel表計算処理技能認定試験
Certify(サーティファイ)が主催する、Excelのスキルを証明する実務向けの資格試験です。MOSと並ぶExcel資格の一つであり、特に日本国内の企業で評価される資格です。- 3級(基礎レベル)★☆☆☆☆
- 2級(実務レベル)★★☆☆☆
- 1級(上級レベル)★★★☆☆
- Power BI Data Analyst Associate
Microsoftの公式資格であり、Power BIを活用してデータ分析・可視化を行うスキルを証明する資格です。この資格を取得することで、データアナリスト・マーケティング・経営企画・DX推進担当者としてのスキルを証明でき、キャリアアップや転職に役立ちます。
Power BI(Business Intelligence)
Microsoftが提供するBI(Business Intelligence)ツールで、データを可視化・分析し、ビジネスの意思決定を支援するためのツールです。
- ITパスポート試験
情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験で、ITの基礎知識を証明するための資格です。この試験は、情報技術(IT)、経営戦略、セキュリティなどの基本知識を幅広く学べるため、IT業界だけでなく、一般企業の事務職・営業職・経理職などでも役立つ資格です。
詳しいことはこちらから ▶▶▶ 現役情報学生が教える!ITパスポート試験
Excelを活用するビジネス向け
- ビジネス統計スペシャリスト
Excelを活用した統計分析のスキルを証明する資格で、データ分析・マーケティング・経営企画・研究職などで活かせる実務向けの資格です。- エクセル分析ベーシック(基礎レベル)★★☆☆☆
- エクセル分析スペシャリスト(上級レベル)★★★☆☆
- Googleデータアナリティクス認定資格 ★★★★★
Googleが提供するデータ分析に関する公式認定資格で、データ収集・可視化・分析・レポート作成などのスキルを証明できる資格です。
Excel資格まとめ
ここまで、おすすめのExcel資格を難易度とともに、分野別にご紹介しました。ここでは、ご紹介した資格について資格別に難易度、受験料、公式サイトを簡単にまとめた表を以下に掲載します。
以下の表を参考に、ご自身に合った資格選びに役立てていただければと思います。
資格名 | 難易度 | 受験料 | 公式サイト |
MOS | ★☆☆☆☆~★★☆☆☆ | ¥ 10,780 – | MOS公式 |
日商PC検定 | ★☆☆☆☆~★★★☆☆ | \ 5,240 – ~ ¥ 10,480 – | 日商PC検定公式 |
VBAエキスパート | ★★☆☆☆~★★★☆☆ | ¥ 12,100 – | VBAエキスパート公式 |
Microsoft Certified: Power Automate RPA Developer Associate | 非公開 | ¥ 21,370 – | Power Automate公式 |
Excel表計算処理技能認定試験 | ★☆☆☆☆~★★★☆☆ | ¥5,900 – ~¥8,300 – | Excel表計算処理技能認定試験公式 |
Power BI Data Analyst Associate | 非公開 | ¥21,370 – | Power BI公式 |
ITパスポート試験 | ★★☆☆☆ | ¥7,500 – | ITパスポート試験公式 |
ビジネス統計スペシャリスト | ★★☆☆☆~★★★☆☆ | ¥7,700 – ~¥8,800 – | ビジネス統計公式 |
Googleデータアナリティクス認定資格 | 修了制 | ¥5,000 – / 月 | Googleデータアナリティクス公式 |
まとめ
今回は、「Excel資格が求められる背景」、「Excel資格を取得するメリット・デメリット」、「おすすめのExcel資格」についてお話ししました。業務効率化のニーズ向上やDXの推進によって、今後はさらに幅広い業種でExcel資格を保有する人材の需要の増加・価値の上昇が見込まれます。このことから、資格取得やExcelスキルを活用したキャリアアップなどを目指していない専門職ではない人も自らExcelへの理解を深めていく必要があります。
しかし、このような状況は、就職・転職やキャリアアップを考えている人にとって、非常に大きなチャンスであるとも言えます。今回お話した内容を参考に、チャンスをしっかりと活かせるよう、就職・転職やキャリアアップを有利に進める準備をしていただければ幸いです。
まっちゃんのつぶやき
ここまで、この記事を読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を読んでくださった方は、おそらくExcel資格を取得し、資格を活かした就職・転職・キャリアアップを考えているのだと思っています。
そんな、目標・目的のために行動を起こしたあなた!あなたは既に
上位30%の人間
です。これは「343の法則」というものに基づいた数字です。
まっちゃんはこの記事があなたの夢を達成するきっかけになるといいなと思います。
まっちゃんはこれからも自身の挑戦を皆さんにお伝えし、無数にある夢を一つ一つ叶えていきます!
次回は、「現役情報学生が教える!初心者向けIT系資格10選」でお会いしましょう。
[追記]
こちらの記事も是非参考にしていただけると嬉しいです!
- 現役情報学生が教える!コスパ最高のIT系資格(IT系資格全般)
- 現役情報学生が教える!未経験から始めるWeb制作①(Web制作)
- 現役情報学生が教える!Pythonの始め方(Python)
もっと詳しく知りたい!部分があれば、お問い合わせページからご連絡ください。
深掘りした解説記事を作成します。
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